陰翳の煌き

カテゴリ:文化財( 30 )

益城町所蔵・観音絵馬の修復復元完成

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益城町所蔵「西国三十三所観世音霊験記」の修復復元が完成しました!

HP益城町所蔵・西国三十三所観世音霊験記

修復・復元を終えた観音絵馬は、当初の計画では町でお披露目の後、熊本城での展示も視野に入れ、動き始めていました。
ところが町の施設をはじめ市や県の施設、全てが地震の影響で使用が難しくなり、また、益城町も震災後の混沌とした状態で、展示に漕ぎ着けるまでには、かなりの時間を要する事は目に見えています。

このまま箱の中で、人目に触れず、静かに町が復興する日まで見守ることがベストなのか?今、観音絵馬が益城町に出来ることは何なのか?奇しくも100年前に全国を巡り、人々の祈りに寄り添い、人々を救い、時代と共に朽ち果てようとしていたこの観音絵馬に、再び命が吹き込まれ復元された今の姿と、現在の地震で傷ついた益城町がこれから復興してゆく姿とを重ねて観ることで、この観音絵馬が新たな町の文化財として全国を巡り、復興のシンボルに相応しい役割を担ってくれるのではないかと…。

そこで、観音絵馬の存続に手を挙げ、消滅の危機から救ってくれた益城町に恩返しの意味も込め、今回、修復・復元に関わった工房のメンバーを中心に、100年前の巡礼再び!甦ったその姿を、公開までつなげる活動を始めました。

題して 益城町・復興祈願「観音絵馬・巡礼の旅」展 プロジェクトを発起いたします。
趣旨に賛同、お力添えくださる方々を、広く募集いたします。

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by ukishimakan | 2016-06-09 13:27 | 文化財 | Trackback | Comments(0)

熊本地震~絵馬一時避難

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益城町では、この度の地震で危機に瀕している益城町を中心とした神社等の絵馬の一時避難所として
益城町文化財資料室(とんとん1階)を提供してくれます。
問い合わせ080-1705-7212大塚まで。


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屋根に穴が開き雨漏りしていた神社から以前復元した絵馬を救出。


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by ukishimakan | 2016-05-14 21:10 | 文化財 | Trackback | Comments(0)

菊池・虎口(こく)菅原神社 天井画復元 Ⅲ

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昨日、依頼のあった大工さんに納品を済ませた。
雲母が輝き、何となく神々しい感じがする。
天井にはこの並び方で取り付けられる。

天井画で背景に雲母が塗られたものを復元したのは今回が初めてだった。
これまで手掛けたものの中にはなかったが、雲母が塗られているのは珍しいことなのだろうか?
それとも、剥落してしまっていたため これまで気がつかなかったのだろうか?

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by ukishimakan | 2015-03-03 21:46 | 文化財 | Trackback | Comments(0)

菊池・虎口(こく)菅原神社 天井画復元 Ⅱ

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葉の緑青の下塗りをし、背景には雲母を厚みが出るくらい塗り重ねる。


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牡丹の花弁に下塗りに胡粉を掘り塗り。



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こちらの花には部分盛上げを・・。
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by ukishimakan | 2015-02-23 20:53 | 文化財 | Trackback | Comments(0)

菊池・虎口(こく)菅原神社 天井画復元 Ⅰ

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菊池の奥、竜門ダムのすぐ下にある。
拝殿の建てられた160年程前に天井画は描かれたようだ。


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板はイチョウの木。板寸法は51センチ×33センチ。
植物の背景には雲母が引かれ金の砂子が蒔かれていた。


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弱くなった絵具を取り、ドーサを掛ける。
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by ukishimakan | 2015-02-10 12:43 | 文化財 | Trackback | Comments(0)

押絵・西国三十三ヵ所観世音霊験記絵 修復復元Ⅰ

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第三十番 近江・竹生島 宝巌寺     91㎝×60㎝

押絵の作者は深浦春。背景画は中島千壽。
生人形師・松本喜三郎の作品・下絵をもとに 約100年前、5年の歳月をかけて制作された貴重なものである。
背景の日本画に、部分ごとに綿で立体感を出し美しい布で包んだ人物等の押絵を貼り込んであり、全部で33枚。

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第十四番 近江・三井寺(園城寺)     91㎝×60㎝


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押絵部分を取り外した後、表面にレーヨン紙で表打ちをし、水を与えながら板から少しずつ剥していく。
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剥したら、古い裏打ち紙を一枚一枚剥いで・・

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最後の一枚を剥し・・
本紙のみにした後、薄美濃紙で裏打ち。

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裏打ち完成。しかし、かなり剥落が箇所が多いので、これをそのまま修復するより、やはり新たに別紙に復元することを選択‥。


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by ukishimakan | 2015-02-07 21:46 | 文化財 | Trackback | Comments(0)

三十六歌仙絵貼付屏風

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江戸時代に制作されたと思われる三十六歌仙絵貼付屏風が発見された。
作者は不詳。かなり古いものと思われる。


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歌仙絵は、一見 金屏風に貼られているかのようだが、実は銀箔が焼けて金色に見えたのだった。

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もろくなった36枚の歌仙絵を屏風から剥し、薄美濃紙で裏打ちを施し、最終的には一点ずつ額装にする。

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《伊勢》  三輪の山 いかに待ち見む 年経とも たづぬる人も あらじと思へば

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《在原業平》   世の中に たえて桜のなかりせば 春の心はのどけからまし

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《小野小町》  わびぬれば 身を浮草の 根を絶えて さそふ水あらば いなむとぞ思ふ
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by ukishimakan | 2015-02-05 22:59 | 文化財 | Trackback | Comments(0)

八代 妙見祭

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亀蛇(キダ)、通称「ガメ」

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グルグル回転したり、観客席に登ったりと、なかなかのお茶目ぶりを発揮してくれました。

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こちらは修復復元された笠鉾(かさぼこ)

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この部分の彩色は浮島館でしたものです。
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by ukishimakan | 2014-11-25 19:08 | 文化財 | Trackback | Comments(2)

装飾古墳・井寺古墳

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7月の終わり、20数年ぶりに井寺古墳内部に入った。
外の気温は約34℃。かなり暑かったが、中はひんやりしていた。
天井がドーム構造なのであまり狭さを感じない。

直弧文の刻まれた石障表面には水滴が・・。
地中の水分が石から染み出しているのかもしれないけれど
古墳内部に暖かな外気が入り込み、石との気温差によって生じているとも考えられる。
驚いたことに、この古墳は人が入れないように扉はあっても入り口が密閉されていない。
密閉しない方が文化財保存上都合がいいのだろうか。

国指定の一級の文化財にもかかわらず、こんなに間近で観られるとは信じ難い気持ちだった。
今回は文化財専門家の島津さんも同行。詳しく解説して頂き、貴重なひと時となった。

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by ukishimakan | 2014-10-05 18:48 | 文化財 | Trackback | Comments(0)

窪田神社 絵馬復元完成!

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絵馬の復元が終わり 神社の元の場所に納めることが出来た。
今まで板でしかなかった天井にも龍が甦った!

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by ukishimakan | 2013-11-21 22:32 | 文化財 | Trackback | Comments(0)