陰翳の煌き

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天井画「龍図」 復元

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 先月の続き・・

照明を横からあて僅かに盛り上がった線の痕跡を拾っていく。 
線の跡なのかキズなのか判らないところは、やや細めで自信のない線で描く。



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        左側




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        右側




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極薄の雁皮(がんぴ)紙で写し取る。



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別紙に写し取ったものを基に下図を制作する。 
形を補っていった後、元の痕跡の線描の印象に近づけていく。



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鉋を掛けてもらい綺麗になった板。今ではこのような広い板に鉋を掛けられる腕の立つ大工は少ないようだ。
これからここに描いていくことになる。



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大工は「こん中に龍が入っとる!」と言って鉋の削りかすの入った袋をくれた。
本当、確かにそうだ!

完成図→
こちら
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by ukishimakan | 2012-08-30 19:38 | 文化財 | Trackback | Comments(0)

チャボ 救出!

夕方 外出していたら携帯が鳴った。
家で留守番していた娘(16歳)からだった。

娘 「チャボは全部で何羽?」

私 「8羽だと思うけど・・」

娘 「あ、それなら大丈夫かな? モモが吠えるから 猫でもいるかと来てみたけど・・」

我が家ではチャボは放し飼いにしている。
寝るのは梅の木、昼間は餌を求めて広い敷地を あっち行ったりこっち来たり・・。

娘 「まだモモが吠えてる・・!」

私 「どこかにまだいるかも。  ところで、爺ちゃんチャボは?」

爺ちゃんチャボとは、昔ボスだった雄鶏のことで、世代交代の戦いに敗れ血だらけになっていたのを
またやられないよう 現在他のチャボと分けて1羽だけ小屋の中で飼っている。

娘 「あーっ!! 蛇が、、、   巻きついてるっ!」



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帰ったら 娘は蚊に食われながら 鶏小屋の前に立っていた。
小屋の中を見ると、爺ちゃんチャボは無事だった。

娘 「小屋を覗いたら横になったチャボの脚だけが見えてて、よくみたら蛇がグルグル・・!」
それで このままでは死んでしまうと、娘が棒を持って蛇と格闘したところ、いつのまにか小屋からいなくなったとのこと。

すぐにモモを紐から外して蛇を探させたけれど、すでに草むらかどこかに去って行ってしまったあとだった。

自分も以前 大きなアオダイショウと棒で悪戦苦闘したことがあるが、心臓がパクパク・・!
細い棒だったので 折れたりして結構 恐かったのを覚えている。

よく勇気を出して闘った!と娘をしっかり称えてやった。



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「コケッコー!」

最近 チャボたちはどこで卵を産んでいるかわからない。
草むらで産んでいることもあるから、それを狙って蛇が寄ってくるのだ。
チャボの卵は 小ぶりだけれど白身が少なく、黄身が大きいのでとても美味しい。

といことは、蛇にとっては呑みやすくて美味しい!
もしかしたら それが蛇たちの間で口コミで拡がっているのかもしれない。

蛇はネズミなどから家を護る。
よく考えれば、24時間 家の周りで警備してくれてるようなもの、、。
だから今はもう殺したりはしない。
見つけたら浮島さんの水に帰してやるだけ、、。


「モモ、チャボたちをしっかり護ってね!」



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by ukishimakan | 2012-08-28 10:18 | 自然 | Trackback | Comments(2)

Bob Marley - Coming in from the Cold


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by ukishimakan | 2012-08-26 06:01 | 音楽 | Trackback | Comments(0)

暑さ対策

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今年は窓の外に日除けシートを張ったので、少しは涼しくなった。




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カーテンを開けるとこんな感じ。窓の内側にはモールのプラスチックの板を立てて暑さ対策。
窓から入ってきた朝日はモールで拡散して部屋中が涼やかに明るくなる。

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by ukishimakan | 2012-08-25 23:26 | | Trackback | Comments(0)

茶の湯 八月


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大亀老子から陶芸家Mさん宛の消息




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ムクゲ・キバナミズヒキ・ヤハズススキ、宗全籠

白の一重花に中心が赤い底紅種は、千利休の孫である千宗旦が好んだことから「宗丹木槿(ソウタンムクゲ)」とも呼ばれる。
宗全籠(そうぜんかご)は、久田宗全(1647~1707)好みの置籠花入。



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by ukishimakan | 2012-08-23 09:38 | 茶の湯 | Trackback | Comments(0)

桃鳩図 ~ 痩金体

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        『桃鳩図』

長男は、現在知立のお寺にお世話になりながら美術の予備校に通っている。
彼は高校の書道部を引退して以来 ほとんど書に親しむ時間を持てずにいたが、
お寺には月に一度 鹿児島から書家の鮫島先生が教えに来られているので、
有難くも早速習うことになった。

絵を描くのなら、、と最初に手本として先生が選んでくれた書体は、『痩金体(そうきんたい)』
初めて聞いた書体である。

900年ほど前、北宋の皇帝・徽宗(きそう)が26歳の時に考案した書体で、細くて硬くて力強い線が特徴。
なんとそれは雑誌などでよく見かける国宝『桃鳩図』の作者だった。
その桃鳩図の右側に書いてあるのが徽宗直筆の痩金体である。


◇他の痩金体・・

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『欲借風霜二詩帖』


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『小楷千字文』(部分)
長男が言うには、この世の始まりからこの世の終わりまでをこの痩金体で書いてあるものがあって
それを手本に書くとのこと。 どんなことが書いてあるのか、内容も面白そう。

書はどこまでも奥深く、あらためて中国は凄い!と思う。
このような素晴らしい過去の文化を持っておきながら何故・・
中国はもっと過去の文化を現代に生かしてもらいたいと願う。


ところで皇帝としての徽宗は、自らの芸術の糧とするために 庭園造営に用いる大岩や木を
遠く南方より運河を使って運ばせたり、芸術活動の資金作りのために、後に『水滸伝』の悪役
として有名な蔡京や宦官の童貫らを登用して民衆に重税を課した。

このような悪政によって民衆の恨みは高まり、方臘の乱を初めとした民衆反乱が続発する。
こうした反乱指導者の中に山東で活動した宋江と言う者がおり、これをモデルにした講談から
発展して誕生したのが『水滸伝』である。
 (Wikipediaより)
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by ukishimakan | 2012-08-19 08:33 | | Trackback | Comments(5)

特別展『美のワンダーランド 十五人の京絵師』

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若冲・仙人掌群鶏図 (さぼてんぐんけいず)





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運慶の金剛力士像に通じるような気の流れを感じる。





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右の雌鶏は我が家のチャボにそっくり。





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奥之細道図巻
蕪村の絵は力が抜けていて、眺めているだけで幸せな気分に。






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呉春・芋畑図
画像で観るよりはるかによかった。
このような何でもないような風景を描きたいと思った。
特別な風景を描こうとすると、そこにはある種の変な魂胆が見え隠れするので、それが作品から臭ってくるのである。
それとは対極にあるこのような清々しいものに・・憧れる。

◇写真は「九州国立博物館」から提供されたものです。

 ↓ 後期展示作品


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by ukishimakan | 2012-08-10 02:42 | 展覧会 | Trackback | Comments(2)