陰翳の煌き

こども日本画研究室 2018

b0152027_20532730.jpg

皆、一生懸命に集中して描きました。

人数が多くて目が行き届かず、参加した子供たちに迷惑をかけた部分もありました。

その時、じっとお利口に待つ子、自分の判断で先に手を進める子、

他の子の作業を見つめて自分なりの答えを導き出そうとする子、

兄弟で解決する子、遊ぶ子‥など、さまざまでした。


じっと待つ子には、私を信じる その心の粘り強さに感心させられましたし、

自分で先に手を進める子は、結果的にある程度の自由さを与えたことで、

思いもよらないその子なりの面白い色形で描いていました。


また、他の子の作業を見つめて状況判断しようとしている子の眼差しには、

凛々しさを、兄弟で何とか協力して解決しようとする姿には、日本人らしい

思いやりを感じました。遊ぶ子は、アトリエ前の湧水で魚とりに夢中で、

子供らしい濃密な時間を過ごしてるからいいかな?と放っておきました。

b0152027_21400815.jpg
「か に」美濃紙・焼緑青・胡粉・雲母・水干・膠

b0152027_21402290.jpg
「モモとクリ」鳥の子・金箔・朱・胡粉・墨・水干・膠

今回は、以前こちらで習っていた第二高校美術科2年生のI君が、講師として

手伝ってくれました。彼は、芸大を目指してデッサンと制作に励んでいます。

将来、子供たちが「I先生にに習ったことがある!」と自慢する日がくるのでは?

と思ったりします。   

b0152027_21442973.jpg
[PR]
# by ukishimakan | 2018-10-27 22:06 | 教室 | Trackback | Comments(0)

熊本県立美術館本館「細川コレクション第Ⅲ期」関連 日本画実技講座

b0152027_23063266.jpg

今年は「細川コレクション第Ⅲ期」の開催に合わせ、実技と観賞が一体化した講座が実現しました。

今回は、“武蔵の線”がテーマです。どこまで武蔵に迫れるか!挑戦してみませんか?

本物を観察しながら模写をするという大変貴重な講座です。受講者は、講座の期間中、自由に何度

でも展覧会に再入場できます。定員15人。申し込み→こちら

【開催日】117日(水)~ 9日(金)、1114日(水)~16日(金)(全6日間)

【時 間】13301630

【講 師】大塚浩平氏(日本画家・日本画工房浮島館主宰)

【場 所】本館文化交流室

【参加費】4,000円程度 (材料費込み)


[PR]
# by ukishimakan | 2018-09-28 01:00 | 教室 | Trackback | Comments(0)

こども日本画研究室 / 伝統文化親子教室事業2018

b0152027_00381666.jpg
今年も夏休みから「こども日本画研究室」を開催しています。
幼稚園の年中さん~小学4年生の17人
なかなか目は行き届かないけれど
その分子供たちは 自分なりに考え描いていきます。



b0152027_00380197.jpg
絵皿に岩絵具を取り、膠で溶いていきますが、
小さな指一本では練るのも一苦労
人差し指と中指の二本で溶かせました。




b0152027_00372722.jpg
アトリエ近くの小径に咲き始めた彼岸花を採取し描いています。
美濃紙で揉み紙した後、スケッチを参考に
下描きなしで面相筆で直接描かせました。

今年は 第二高校美術科の男の子にも手伝ってもらいました。
秋には展覧会を予定しています。



[PR]
# by ukishimakan | 2018-09-16 01:36 | 教室 | Trackback | Comments(0)

日本画工房浮島館 作品展 2018 展示会場

b0152027_22483340.jpg
今回は鶴屋ふれあいギャラリーなので、50点の展示でした。





b0152027_22495372.jpg
明治時代に描かれた天女図の復元作品






b0152027_22582765.jpg
生徒さんの作品 榊原紫峰「白鷺図」





b0152027_22575764.jpg
生徒さんの作品「ハムレット」





b0152027_22532853.jpg
子供たちの描いた光琳かるた




[PR]
# by ukishimakan | 2018-09-15 01:24 | 展覧会 | Trackback | Comments(0)

日本画工房浮島館 作品展 2018

b0152027_23065176.jpg
b0152027_23070625.jpg

春に県伝統工芸館で開催したばかりなので、今回は小品を中心に展示致します。
お近くにお越しの方は 是非お立ち寄りください。

[PR]
# by ukishimakan | 2018-08-01 23:21 | Trackback | Comments(0)

日本画工房浮島館HP 出来ました!

b0152027_15175600.jpg
日本画工房浮島館HP →こちら

内容も少しずつ充実させていきたいと思います。
ご興味ある方は、よかったら覗いてみてください。



[PR]
# by ukishimakan | 2018-07-03 15:25 | 文化財 | Trackback | Comments(0)

新開大神宮「細川宣紀公直筆奉納絵馬」復元修復

b0152027_00285238.jpg
新開大神宮(熊本市南区)には、多くの大型の奉納絵馬が現存している。
今回、その中の約300年前に奉納された肥後国代藩主・細川宣紀公直筆による絵馬を復元。

以下、解説。

b0152027_00304431.jpg

栴檀(せんだん)の木目が美しい絵馬。剥落で殆ど何が描かれているのか…
一見何も確認することが出来ない画面の中に、わずかに「龍図」の筆跡が認められる。


b0152027_00431792.jpg
板は痩せ、収縮により継ぎ目が開き、割れや歪みが生じ一部破損。

五角形の額装、銅板の鍍金装飾の経年変化など、時代を経た美しさと

墨と金の砂子のみによる、品格のある作風がうかがえる。


板が左右に開いてしまった分、額縁を切除し、クランプにて矯正。

補強を施した後、ドーサを繰り返し、安定した画面表面を作る。

わずかに残る墨線をたどり、現れた線を基に下図を制作し、龍の顔の補筆を試みる。

現存する宣紀公の作風や、一部に残る金の砂子による控えめな表現など、

品格のある作風を念頭に「描きすぎない」方向性で制作し、

闇の中から雲を開き出現する、龍の姿を300年の時を経て現す。



[PR]
# by ukishimakan | 2018-04-17 02:03 | 文化財 | Trackback | Comments(0)