九州国立博物館 開館10周年記念特別展 『美の国 日本』

国宝の中でも特に貴重な作品が並ぶ大変豪華な展覧会で、まさか九州でこの平安仏画の最高のものが観られるとは
思いもよらなかった。



神護寺の釈迦如来像（赤釈迦）とは30年ぶりの再会。表装が新しくなったのは良かったけれど、
背景部分がすっかりなくなっており「どうしたの‥？」と、つい声を掛けてしまった。




線の色や質など、赤釈迦と描き方にかなり共通点が多く、同じ絵師集団が描いたのだろうか？
赤釈迦の後にこの十一面観音を制作したのだろう‥などと自分勝手に想いを馳せる。



前期には孔雀明王が並んだ。




なんと法隆寺から四天王・多聞天立像が出品！




どれも素晴らしいものばかりで、表情や形を自分の目に焼き付けながら、本当に日本人でよかった！と思う。
※写真は「九州国立博物館」から提供