「猿笛」
現在 日本画教室では初心者の方に鉛筆デッサンをしてもらっている。
うちの庭には 穴の開いた実が落ちているので 皆それをモティーフに一生懸命描いている。穴の開いた面白い形に 興味が沸いてくる。しかし誰も なんの実か分らない。一回 ある生徒さんから樹の名前を教えてもらった事があるが 忘れてしまった。
生徒さんの作品・・
調べたら分かった!・・・暖地に産する常緑樹「イスノキ」と判明。
イスノキは「猿笛(さるほ)」がなることから、別名「ヒョンの木」とも呼ばれる。猿笛は樹皮に巣くう微生物の作用によっておこるもので、虫嬰(ちゅうえい)ともいう。猿笛は中が空洞で、表面に穴があいており、吹くと「ヒョン」という笛のような音がして…それで猿が吹く笛「猿笛」といわれる。
イスノキの樹皮を焼くと柞灰(ゆすばい)がとれる。柞灰は磁器の釉薬の原料として、江戸時代にさかんに使われた。またイスノキは木質が堅いので木刀やロクロの芯材に利用された。
うちの庭には 穴の開いた実が落ちているので 皆それをモティーフに一生懸命描いている。穴の開いた面白い形に 興味が沸いてくる。しかし誰も なんの実か分らない。一回 ある生徒さんから樹の名前を教えてもらった事があるが 忘れてしまった。
生徒さんの作品・・
調べたら分かった!・・・暖地に産する常緑樹「イスノキ」と判明。
イスノキは「猿笛(さるほ)」がなることから、別名「ヒョンの木」とも呼ばれる。猿笛は樹皮に巣くう微生物の作用によっておこるもので、虫嬰(ちゅうえい)ともいう。猿笛は中が空洞で、表面に穴があいており、吹くと「ヒョン」という笛のような音がして…それで猿が吹く笛「猿笛」といわれる。
イスノキの樹皮を焼くと柞灰(ゆすばい)がとれる。柞灰は磁器の釉薬の原料として、江戸時代にさかんに使われた。またイスノキは木質が堅いので木刀やロクロの芯材に利用された。
by ukishimakan
| 2008-09-02 22:41
| 自然