且坐(さざ)式
今日は 七事式のひとつ且坐(さざ) という稽古があった。
これは 亭主役で濃茶を担当する東(とう)とその準備役で薄茶担当の半東(はんとう) 茶花担当の正客(しょうきゃく) 炭手前担当の次客 お香担当の三客 の5人でメドレーのように進める。
私は正客で 茶花を床の間の花器に…。
少々緊張しながら草花をひとつひとつ手に取り あまり意図的にならぬよう注意して活けた。幸い花の方でうまく据わってくれたので 思いのほか上手く活けられたと思う。
花はムクゲを中心に シュウカイドウ そして画面から切れているけれど 上に小判笹の実?と 左上に黄色の可愛い金水引の蕾花がある。
軸は 「 掬水月在手」
水をきくすれば 月 手に在り
これは中唐の詩人・干良史(うりょうし)の「春山夜月」と題する詩の一節である。
「掬水月在手 弄花香満衣」
水をすくえば月は手にあり
花を弄すれば香り衣に満つ
日本では 『月と自分 花と自分は それぞれ別々のものでありながら 一体となる無我の境地?』と禅的な解釈もしているが…
それよりも 『手にすくった水に ただ月が映っていて…』 とか 『手にした杯に月を浮かべて酒を酌み交わす』情景の方が 自分の心にイメージが染み入ってきて ずっと味わい深い。
もしかしたら 滝廉太郎の 「荒城の月」の歌詞は この詩の一節が下地にあったのではないだろうか?
これは 亭主役で濃茶を担当する東(とう)とその準備役で薄茶担当の半東(はんとう) 茶花担当の正客(しょうきゃく) 炭手前担当の次客 お香担当の三客 の5人でメドレーのように進める。
私は正客で 茶花を床の間の花器に…。
少々緊張しながら草花をひとつひとつ手に取り あまり意図的にならぬよう注意して活けた。幸い花の方でうまく据わってくれたので 思いのほか上手く活けられたと思う。
花はムクゲを中心に シュウカイドウ そして画面から切れているけれど 上に小判笹の実?と 左上に黄色の可愛い金水引の蕾花がある。
軸は 「 掬水月在手」
水をきくすれば 月 手に在り
これは中唐の詩人・干良史(うりょうし)の「春山夜月」と題する詩の一節である。
「掬水月在手 弄花香満衣」
水をすくえば月は手にあり
花を弄すれば香り衣に満つ
日本では 『月と自分 花と自分は それぞれ別々のものでありながら 一体となる無我の境地?』と禅的な解釈もしているが…
それよりも 『手にすくった水に ただ月が映っていて…』 とか 『手にした杯に月を浮かべて酒を酌み交わす』情景の方が 自分の心にイメージが染み入ってきて ずっと味わい深い。
もしかしたら 滝廉太郎の 「荒城の月」の歌詞は この詩の一節が下地にあったのではないだろうか?
by ukishimakan
| 2008-09-08 20:36
| 茶の湯