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陰翳の煌き

手は手にまつわり…

“眼は眼にたゆとうて… ”
なぜか その言葉が頭に浮かんだ。「たゆとう…」あまり使わないなー。
たしかタゴールの詩だったと思うが どうしてその言葉が浮かんだのだろう?

“手は手にまつわり眼は眼にたゆとうて こうしてわれらの心情の記録が…” 

と始まるのだが 20年くらい前に読んだ詩である。それがなぜ今その一節を思い出すのだろう?その当時の 「たゆとう」という言葉の響きとイメージが 残っていたにしても なぜ今 この一節が…?

今考えると たぶん 新聞か何かの印刷物を ちらっと見たとき “た・ゆ・と・う・て”の どの文字か2~3文字が眼に入ってきて「 たゆとう」をイメージしたとしか考えられない。たぶんそうだろう。

今 本は読まなくともタゴールの詩集は本棚に立っている。日常生活の中で 知らず知らずのうち表紙を眼にしては 時どき頭のどこかで その詩を回想していたのかもしれない。

タゴールの詩は 神秘的でイメージが湧くのでとても好きだ。
by ukishimakan | 2008-09-19 23:56